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  • 始めるには早すぎる?30代の「終活」とは

    「終活」と聞くと、皆さんはどんなことを思い浮かべますか?
    亡くなる前の身の回りの整理整頓、もしくは今のうちにやりたいことをすると考えている方が多いと思います。

    終活とは具体的にどんなことをするのか、終活をする意味やメリット、コツなどをご紹介します。

    終活とは

    終活について

    後悔のない人生にするための準備」が終活です。
    主に亡くなる前の準備、または自分が高齢になった時にすることを認識するために考えるケースが多いです。
    しかしながら、終活はこれまでの人生の振り返りや、これからやりたいことを見直すいい機会になります。
    「将来こうなりたいから今これを準備する」といったように、人生を逆算して今必要な経験や知識、準備を考えるきっかけになるため、年齢を問わずやってみることが大切です。

    終活の適齢期

    先ほど述べたように結論から言うと、終活に適齢期はありません。

    人によって人生を見つめ直すタイミングというのはそれぞれで、一般的には「人生の節目」を感じた時に終活を始める方が多いです。
    あくまで一例ですが、終活のタイミングを紹介します。

    60代:定年退職のタイミングで子供が結婚したり、独立して自分の時間に余裕ができます。体力や気力もあり、これまで仕事や子育てに費やしてきた時間をこれからどう過ごしていくか考え始める年齢です。

    40〜50代:子供の就職や結婚、または身内の高齢化での介護などが重なる年齢です。60代と比べると体力もかなりあるので、身の回りの整理整頓をしておくと将来的な計画を立てやすかったり、万が一、自分に何かあった時に身内の負担を減らすことができます。

    30代:体力や気力も十分にあり、早めに終活を始めて長期的な計画を立てることができます。旅行ややりたいことだけでなく、「これからどう生活していくか」も考えられます。早めに終活を始めるとこれからについて自分のペースで考えていくことができるため、精神的な安定やストレスの軽減にも繋がります。

    また、自分の健康状態や生活習慣を見直したり、改善していくことができる余裕もあります。特に健康面での心配がある方は早めに終活を始めるといいでしょう。

    他にも「病気になって将来が不安になった時」「余命宣告を受けた時」「自分が思いついた時」など、様々です。体調の変化や年齢で始める方が多い傾向にありますが、早めに終活を始めるメリットもたくさんあります。
    年齢やタイミングに決まりはありませんが、ある程度の体力や気力がある時期がベストと言えます。

    30代から始める終活のメリット

    ライフプラン

    終活は絶対に若い時から始めた方がいい!というわけではありません。でも、早いうちに始めておくと後々できないようなことも計画できたり、いろんなことを視野に入れることができます。
    30代から始める終活のメリットについて、詳しく紹介していきます。

    ライフプランの見直しができる

    30代は結婚や出産、またはマイホームの購入などのライフイベントの多く、仕事も安定し始めるタイミングです。
    大きなイベントを計画を早めの段階で時間をかけて準備していくことができます。また、30代以降の人生が前向きになるように目標や計画をすることがポイントです。

    これからしたいことを考えていくと、そのために必要な資金についても見えてきます。

    もちろん、誰もが既婚者であるということはありません。結婚の有無でもライフプランは変わってきます。
    今の自分の状況に合わせて、これからどうしていきたいかをじっくり考えてみてください。

    もしもの時の備えができる

    30代は病気などのリスクも比較的低く、自分が死ぬ時のことを想定している方は少ないでしょう。
    しかし、いつ自分が病気になるか分かりません。もしかしたら不慮の事故に合うかもしれません。
    亡くなることはなくても、事故や病気、体調の変化でこれからのことが不安になったりする方もいると思います。

    「自分はまだ大丈夫」と思っていても、いつ、どうなるのかは分かりません。ある日突然寝たきりになってしまうことも可能性としてゼロではありません。

    それらに備えて保険の見直しをしたり、もしもの時にどのような対応をしてほしいのか、家族や身の回りの人に自分の意思を伝えておくことができます。

    また、20代に加入した保険などの見直しをするきっかけにもなります。
    よくわからず加入してしまった保険があったら、どんな保障内容かしっかり確認してください。
    20代のときより先が見通せる30代のとき、不要な保険は解約して貯蓄に回すことや逆に足りない部分があれば補充するといったことも大事なことです。

    身の回りの整理整頓ができる

    ご家族が亡くなった際にご遺族が故人様の整理整頓をするのを見たり聞いたり、または経験された方もいると思います。
    もしも余命宣告をされていたら、前もって備えることができるかもしれません。

    ですが、すべてのことを自分1人でできるわけではありません。病気にかかってしまっていた場合は尚更です。
    死ぬ時は誰にも予想できません。だからこそ、もしものために備えて身の回りの整理整頓を早めにすることで周りの人や家族への負担を減らすことができます。

    終活でやるべきことは?

    ライフプランのノート

    30代の終活のメリットについてお話をしてきましたが、実際、何をしたらいいのか、何から始めるべきなのか分からない方も多いと思います。
    終活のやるべきことを、どのように始めていくのかご紹介していきます。

    断捨離

    先程も話題に出た「身の回りの整理整頓」は、いわゆる断捨離です。
    今のうちから必要なものと要らないもので分別しておけば、もしものことがあってもご家族や身の回りの方への負担を減らすことができます。

    また、断捨離をしていくうちに「余分なものを増やさない」という意識を持てるようになります。
    「自分に合った必要なもの」がわかってくる年代でもありますので、本当に必要な消費なのか、衝動買いなどの浪費なのか吟味してみましょう。

    このように意識して生活できるようになると、普段の生活から断捨離、整理整頓が自然とできるようになっていきます。

    資産形成

    資産形成や資産整理も終活ですべきことの1つです。

    自分の預貯金やローンなどのお金の流れを確認し、ノートに書き込んだりして「可視化」することも大切です。
    お金の流れを把握することによって節約すべき部分や、今後必要となる資金なども見えてきます。

    特に長期運用している資産や保険などは書類がどこにあるかなどしっかり把握していないと紛失リスクも高まってしまうので注意してください。

    デジタルデータの整理

    整理整頓するのは物だけでなく、スマートフォンやPCなどのデジタルデータも同様です。亡くなった後、デジタルデータもご家族が処分したり、解約することになります。
    そのため、ログインのために必要なIDやパスワードなどはノートやメモ帳などに書いて保管しておきましょう。
    また、誰にも見られたくないデータ等はあらかじめ削除しておくことをおすすめします。

    緊急時のリストを作る

    亡くなる前のことや、これからしたいことを考えるだけが終活ではありません。
    特に30代の終活では「緊急時にしてほしいこと」をまとめたリストを作っておくといいでしょう。

    トラブルや事故、病気などの突発的なトラブルが起きてしまった場合、「どのようにしてほしいのか」をリスト化しておくとご家族や周りの人も対処しやすくなります。

    エンディングノートを終活で使う人は多いですが、ページ数が多く、どこに何が書いてあるのかすぐに見つけられない場合もあります。緊急時のリストはパッと見れるように、エンディングノートとは別でまとめておいた方が分かりやすいかもしれません。
    また、文章で書くよりも箇条書きで簡単にまとめる方がいいでしょう。

    30代の終活のポイントとコツ

    ToDoリスト

    早い段階で終活を始めても、これでいいのか分からなかったり、戸惑ったりすることもあると思います。
    30代の終活のポイントやコツについてもご紹介していきます。

    家族に相談する

    30代は結婚していて、お子さんがいる方もいると思います。なので1人ですべてを決めたりせず、パートナーや家族と相談しながらライフプランを立てましょう。そうすることによって自分の終活についての考えを相手に知ってもらうことができます。
    また、自分の両親とも話し合うことによって、両親側の今後のライフプランも把握できる機会になります。

    やりたいことをリスト化する

    もしものことがあったら…というマイナスなことだけでなく、これからやりたいこともまとめてリスト化するといいでしょう。

    「〇〇に旅行に行ってみたい」「〇年後にはこうなっていたい」など、できるだけ具体的に書いてみてください。より具体的に書くことによって実現のためにどう行動すれば良いか計画を立てやすくなります。
    また、「美味しいご飯を食べる」「友達とたくさん遊ぶ」など、すぐに実現できることでも◎
    時間のかかってしまうことばかりよりも、明日にでもできるようなことがあると楽しみが増えたり、それを楽しみにがんばろう!と思えるでしょう。

    ノートを見返す

    30代の終活では、エンディングノートなどに書き込んだ内容を定期的に見返しましょう。
    あの時はこう思ってたけど、今は考え方が変わった…ということも少なくありません。それは30代から40代になったり、大きな変化があったりすると考え方もより大きく変わる可能性もあります。
    ノートを見返した時に、30代で書き残したことは消さずに「やっぱりこれからはこうしたい」と変があった時に随時更新していくといいでしょう。

    過去に自分がどんな考えを持っていたのか、どうしたかったのか思い返すことができます。
    ライフプランが変更したり、考えが変わった時には家族やパートナーにも忘れずに伝えておきましょう。

    まとめ

    30代の終活まとめ

    いかがでしたか?

    自分にはまだ終活なんて早いと思っていても、今から始めて損はありません。むしろライフプランを見直せるいい機会になります。
    エンディングノートは少し手を出しにくい…という方は日記などに考えをまとめておいてもいいでしょう。
    また、終活について悩んだら専門家に相談してみましょう。終活セミナーなどに参加してみてもいいかもしれません。

    30代の終活は意味がないと思わずに、今後の人生をより豊かに、後悔なく過ごしていけるようにするための1つの手段として視野に入れてみてください。

    最後に、思い入れのある物、お気に入りの物やブランド品など、なかなか捨てることができないという方もいると思います。
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